究極の選択(?)

カロテンをとるか,低カロリーをとるか・・・

 

「ノン・オイルのドレッシングと共に摂取したサラダからはカロテン類がぜんぜん吸収されず,血漿カロテノイド濃度も上昇しない。一方,十分なオイルを含むドレッシングと共に摂取した場合は摂取後2〜4時間にかけての血漿カロテノイド(α-カロテン,β-カロテンおよびリコペン)の上昇がみとめられ,その効果はオイルの量が多いほど高かった・・・」という研究論文が2004年に出されていた。(Brown et al., 2004, Am J Clin Nutr)

 

カロテノイドの吸収は,加熱調理したりオイルと共に摂ると効率が良いことは知っていたけれど,ここまであからさまにドレッシングのオイルの効果を示すデータは初めて目にしたので,改めて考えさせられた。

 

だって,青果物の健康食品としての良さは,様々なビタミン,ミネラル,食物繊維や抗酸化成分の給源であることと同時にエネルギー密度の低さが重要な要因であり,彩りや調理の楽しさも含めて心身共に健全にしてくれる「総合力」が大切だ!と力説していたのに,「低カロリー」と「カロテンの給源」という良さがこれでは相容れないことになってしまうではないか(-_-;)

う〜ん・・・やはりサラダとして食べるよりも,具だくさん味噌汁のように加熱して野菜を食べる日本的方式がよいってことかな??

あ,ちなみに写真はイメージです・・・(^^;)