レタスの苦味成分(セスキテルペンラクトン)

レタスやチコリーの苦み成分はセスキテルペンラクトン類(sesquiterpen lactone)である。ラクチュシン(lactucin),8-デオキシラクチュシン(8-deoxylactucin)およびラクチュコピクリン(lactucopicrin)の3種類が苦みに寄与しているとされる。

 

ラクチュコピクリンは含有量が多いうえに,苦みを感じる閾値が低いことから,最も苦みに貢献しているとのこと。リーフレタスの様々な品種において調査された結果では,この成分の苦みへの貢献度は72%以上になると報告されている。

 

[Seoら,2009,HORTSCIENCE 44(2):246–249より]